投資効果の測定:ROI(投資利益率)とCAGR
ROIは投下資本に対する利益の割合を示します。複数年にわたる投資では、年平均成長率(CAGR)を用いることで年ごとの真の実質利回りを算出します。
単純ROIと年平均成長率(CAGR)の違い
2年間で50%の利益は年率換算で約22.5%ですが、10年間での50%は年率わずか4.1%に過ぎません。期間を考慮した比較が必須です。
年平均成長率(CAGR)の計算式
CAGR = (Ending Value / Beginning Value)^(1 / Years) - 1
年々の価格変動を平滑化し、均一な複利成長率として評価することで、異なる資産同士を公平に比較できます。
投資判断のチェック項目
- 取引コストや税金の控除売買手数料、信託報酬、譲渡益課税(約20.315%)を差し引いた「手取りベースの実質利益」で計算します。
- インフレ率を考慮した実質リターン名目CAGRからインフレ率を引くことで、実質的な購買力の向上分を把握します。
- リスクに見合ったリターンかどうかの検証高リターンを謳う投資には元本毀損リスクが伴います。シャープレシオ等を意識したリスク調整後リターンで判断します。